病いを診る
私たちの健康問題の多くは、「日常よくある問題」であり、家庭医がその専門家として対応します。子供からご高齢の方まで、性別や標榜科に関わらず、日常よく見られる症状や病気に適切に対応し、専門医の治療が必要かどうかの判断も行います。家族ぐるみのお付き合いを通じて、家族の健康を守るお手伝いもさせていただきます。また、同じ病気でも、人それぞれ捉え方はは様々です。患者さんの「気持ち」や「不安」などをお聞きし、安心を提供できるようにケアを行います。
その人を診る
患者さんのお話をしっかり聞いて、現在の状態や治療方針についてわかりやすい説明を心がけています。その際、病いの背景にある問題を重視しその患者さんに合わせたケアを行います。身体の病いは、こころの健康状態と密接に関係しています。また、家族や職場など周囲の環境の変化による影響も少なくありません。「快適に過ごしていくために今の問題点は何か、それに対してどうすればよいか」ということを一緒に考えます。「あなた」にとって最良となる診療を目指していきます。
継続して診る
継続的に診療する「かかりつけ医」として、この地域にお住まいの方が健康に暮らせるお手伝いをしたいと考えています。小学生が成人になっても、働き盛り世代の方が引退されお年を召されても、外来に来られていた方が歩行困難になり通院ができなくなっても「いつからでも」「いつまででも」継続的に当院におかかりいただけます。
ご自宅で診る
当院は、通院が困難な方に対して訪問診療を行っています。住み慣れたご自宅で過ごせるようにお手伝いをさせていただいています。患者さんの今までの人生に寄り添い、患者さんやご家族の「思い」をしっかり支えることを大切に考えております。病状が変化したときにはスムーズに入院できるように病院にご紹介もします。ご自宅でのお看取りをご希望される方においても、様々な職種のエキスパートと連携しながら、患者さんとご家族に安心を提供して、穏やかに最期を迎えられるようにご支援いたします。